「2025年6月第3週」注目の日本株一覧

先週の振り返りと今週の予測
第3週はイスラエルがイランの核施設や軍事施設などを攻撃したことによる中東情勢悪化のニュースが注目されます。
そのため先週末の日経平均は338円と安くなっておりますが、さらなるリスク回避の動きに向かう可能性があります。
しかし日経平均が大きく下がる中でも防衛関係銘柄は上昇しておりましたので、今週も
期待です。
また16日に日本銀行金融政策決定会合があり、据え置きとの見方が強いですが、追加で発表してくる可能性もあり、為替の影響から日経平均も動く可能性もあります。
最後に日本株にとっては、主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて日米首脳会談が実施されるのか、実施された場合、自動車関連の関税率が大きな関心事になりそうです。
2025年6月16日(月)~19日(金)個人的な株価重要ニュース
・16~17日 日本銀行金融政策決定会合
・16日カナダで主要7カ国首脳会議(G7サミット)
・17~18日米連邦準備制度理事会(FRB)
・19日 米株式市場は祝日のため休場(奴隷解放記念日「ジューンティーンス」)
・20日 消費者物価コア指数(5月)
三菱重工業(株)「7011」
日本を代表する総合重工業メーカーであり、三菱グループの中核企業の一つです。
1884年に創業し、1950年に現在の形で設立されました。東京都千代田区丸の内に本社を構え、エネルギー、航空・宇宙、防衛、造船、産業機械など幅広い分野で事業を展開しています
6月第2週結果:9日(月)初値3,452円 13日終値3,512円 +60円(+1.7%)
第3週も中東リスクの過熱から注目されそうです。
日本の防衛費についても2%超への検討が議論されておりますので、長期的にも注目です。
川崎重工業(株)「7012」
日本を代表する総合重工業メーカーであり、三菱重工業やIHIと並ぶ「三大重工企業」の一角を担っています。
最近は航空宇宙システム事業が好調で、持続的な成長が期待されています。
6月第2週結果:9日(月)初値10,785円 13日(金)終値10,540円 -245円(-2.27%)
第3週も三菱重工同様に中東リスクの過熱から注目されそうです。
IHIや川重、日本・EUの防衛産業協力に参画へのニュースもあるため防衛産業への期待は高まります。
トヨタ自動車(株)「7203」
日本を代表する自動車メーカーであり、世界最大級の自動車企業の一つです。
1937年に設立され、世界販売台数で5年連続で1位となっております。(2024年調べ)
6月第2週結果:9日(月)初値2,670円 13日(金)終値2,555円 -115円(-4.3%)
第3週は自動車関連の関税が大きな注目点になりそうです、先週末よりトランプ大統領は関税の引下げについて考えていないと言っており、株価も下落しております。
しかし、日本にとっては自動車の輸出は大きな産業ですので期待したい所です。
フィットイージー(株)「212A」
日本全国に展開している24時間利用可能なフィットネスジムのチェーンです。
ゴルフ練習スペースやスタジオ、最新鋭のトレーニングマシンなど、多彩な設備を揃えている企業です。
212Aと英数字が付くことから最近上場した企業で上場日は2024年7月23日となります。
6月第2週結果:9日(月)初値1,822円 13日終値1,819円 -3円(-0.16%)
株主優待を新設して注目を集めています。
毎年 「10月末」 時点の株主が対象となり、内容は 「100株以上を保有する株主に①『QUOカード』②会費1年割引(月500~3000円割引)③ビジター券を贈呈」 というものです。
QUOカードでの優待利回りは株数によって0.54%~1.37%ですので、そこまで高くはありませんが会員の方でしたら割引券が貰えるので投資対象として魅力的な企業になるかもしれません。